









本体価格:¥7,000-
<古伊万里 染付 草文 蕎麦猪口>
時 代: 江戸中期 宝暦~寛政期
状 態: 口縁に僅かなヘコミがありますが、釉薬が掛かっており焼成前、あるいは 焼成中に出来たものと推測されます。同じく、口縁にあづき大の釉トビと、畳付きの近くに米つぶ大の釉トビがあります。内側壁面に三つ四つソバカスとピンホールがあり、見込みには、四つほどソバカスが見られます。口縁には若干楕円が入っており、畳付きは幾分ラフなところもありますが、制作年代を考慮すれば妥当なところではないでしょうか。他の草文蕎麦猪口 S-24、156 は、色彩的にオフホワイトな感じですが、こちらの方S-157はライトグレーといった色合いです。座りは安定しています。
サイズ:口径 6.5cm 底径 4.4cm 高さ 6.1cm
* 一番左の画像に牛の舌のような陰がありますが、これは撮影時における周囲の映り込みです。
江戸中期、肥前地方で焼かれた草文蕎麦猪口です。この草文蕎麦猪口と同じ意匠のものが二点ほどこのギャラリーショップにエントリーしています。どれも18世紀中頃以降に焼かれたもので、古伊万里の蕎麦猪口としては、それぞれかなり古い部類に入ります。
こちらの方が後の二点より、やや小振りで底幅が狭く、食器としての機能性よりも酒や醤油など調味料を入れる容器としての使われようの方がリアルに感じられます。蕎麦猪口として或いは食器としての機能性はともかく、その器形と絵柄は現代グラフィックと比べてもデザイン的になんら遜色はありません。スリムな体型とシンプルなデザインがすっきりとした印象を与えています。見込みは無文、高台に銘はありません。
※ 古伊万里などの商品は手作りによる骨董品のため、カタチのゆがみ、色のむら、ホツ、ソゲ、ニュウなどある場合がございます。