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Mc-38 古伊万里 KOIMARI 蛸唐草文 御神酒徳利

4,180円

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本体価格:¥3,800- <染付 蛸唐草文 御神酒徳利> 時 代:江戸後期~幕末  状 態:口縁下に米粒大のソゲが一つ見られます。高台の作りは若干ラフでスレは見られますが、カケなどはありません。高台のすぐ上、圏線上の釉薬の載りが、部分的にスムースではありません。これは上段一番左の画像と3番目の画像を見比べるとお判りになると思います。座りは安定しています。 サイズ:口径:1.9cm 上部径:5.0cm 底径 4.1cm 高さ:11.5cm 『別冊太陽』といえば、平凡社が発行する美術・工芸・歴史などに関しての優れた記事と写真で有名な雑誌です。知らない人はいないと言っても過言ではないでしょう。少々古いですが、1988年秋号『別冊太陽・古伊万里』では、記事の一つに東京都新宿区四谷三栄町遺跡から出土した古伊万里が紹介されています。かつて、四谷三栄町は江戸幕府の旗本、御家人といった下級武士の住まいが多くあったということで生活雑器が多く、出土数は10万点にも上るということです。『飯碗(めしわん)・湯のみ碗・そば猪口・盃(さかずき)・手塩皿・小皿・中皿・鉢・大皿・銚子(ちょうし)・蓋物(ふたもの)・油壺・花生・香炉』等々と、用途で分類された古伊万里片資料を写真で紹介しながら、大橋康二氏(当時、佐賀県立九州陶磁館)と西田宏子氏(当時、根津美術館)による対談形式で、* 出土した古伊万里についての考察がなされています。 その中で、この御神酒徳利(おみきどっくり)と同型のものは『瓶』(へい)という括り(くくり)で紹介されています。広辞苑によると、瓶というのは「胴が細長く、口の小さい徳利型の壺。びん。」となっています。その意味で、この蛸唐草文の御神酒徳利は『瓶』と呼ぶにふさわしいかどうかは別にしても、『御神酒徳利』は、神仏にお供えするために作られたもの。機能的にも、普段、清酒を注いで飲むための酒器ではないでしょう。酒器ならば手元に置いて、盃に清酒を注ぐので、それなりに丹念に造られるのでしょうが、何故か蛸唐草文のお神酒徳利は、ネットで調べた画像などを見ると、染付や高台周りが幾分ラフなものが多いのではないかと感じています。また神仏に供えるためのものならば尚更のこと、気を入れて制作されて然るべきだと伊万里丸は思うのですが、その理由は、単純に大量生産で廉価だったからということでしょうか・・・。 (* 三栄町遺跡自体については、当時、桐朋学園短大講師だった北原糸子氏がその概要と歴史を同誌に執筆されています) ※ 古伊万里などの商品は手作りによる骨董品のため、カタチのゆがみ、色のむら、ホツ、ソゲ、ニュウなどある場合がございます。

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