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S-20 古伊万里 KOIMARI 染付 雨龍・如意雲文 蕎麦猪口

15,400円

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本体価格:¥14,000- <古伊万里 染付 雨龍・如意雲文 蕎麦猪口> 時 代:江戸期 天明~文政年間 1780 -1820年代 状 態:胴体側面と見込みに二つ三つピンホールが見られますが、アンティックの蕎麦猪口として、これらは無視して差し支えないものでしょう。内側壁面に若干のソバカスが見られ、米粒大の薄い呉須顔料が付着しています(上段一番右の画像)。高台の蛇の目周辺に、窯焚きの際に拾った土が少しくっついていますが、座りは安定しており、ホツやニュウなどもなく無傷完品といえます。 サイズ:口径 8.5cm 底径 7.0cm 高さ 7.0cm 架空の動物である龍にも、その成長過程によって呼び名が変わるという話があります。 雨龍(あめりゅう・あまりゅう)は、まだ角が生えていない幼い龍のことのようですが、それでも雨を司る(つかさどる)役目を与えられているのだそうです。農耕民族にとっては、日照りが続き、作物が収穫できるかどうかは死活問題です。そこで日照りが長く続く時に『雨乞い』をする訳ですが、雨乞いの祈祷(きとう)に応えて雨を降らすかどうかは、雨龍次第ということになります。 さて、その雨龍を描いたこの蕎麦猪口の意匠の中に雨龍がいくつか描かれていますが、どれが雨龍なのかお判りになるでしょうか?  ちょっと、難しいかもしれません。ヒントは、京都、嵐山の天龍寺と洛東の南禅寺です。この二つの有名な禅寺は、雨龍を寺の紋、『寺紋』としています。それぞれのホームページを訪ねると、画面右下にそれぞれの雨龍紋を見ることができます。 南禅寺:https://www.nanzenji.or.jp/ 天龍寺:http://www.tenryuji.com/about/index.html 目下、伊万里丸の在庫には雨龍文はありませんが、古伊万里に関する図録で蕎麦猪口や覗き猪口にこの蕎麦猪口とは異なった雨龍が描かれているのを数点確認しています。昨今では、知る人の少ない雨龍ですが、古伊万里が造られた江戸の時代には、気象に関する科学的な知識がさほど発達していない中、それなりにポピュラーな存在だったと考えられます。 ※古伊万里などの商品は手作りによる骨董品のため、カタチのゆがみ、色のむら、ホツ、ソゲ、ニュウなどある場合がございます。

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