









SOLD OUT
本体価格:¥7,000-
<染付 蛸唐草文 蕎麦猪口>
時 代: 江戸中期 明和~寛政年間 1770-1790年代
状 態: このギャラリーショップの『S-04 蛸唐草文 蕎麦猪口』と同じロットのものと思われます。胴体側面の口縁近くに小さなヒッツキ跡 (画像3・4) が一つ見られます。胡麻くらいの大きさでしょうか、白くなっています。内側壁面には、10ミリほどの窯傷が一つ (画像8) ありますが、釉薬を被っているように見えます。そして見込み圏線近くに胡麻大のホクロが一つあり (画像7)、その上の方に薄い呉須顔料がいくつか付着しています。ホツやニュウなどはなく、座りも安定した蕎麦猪口です。
サイズ: 口径;7.8cm 底径; 5.8cm 高さ;6.2cm
この蛸唐草文の蕎麦猪口に描かれた見込み文様は『五弁花』と呼ばれています。五弁花文は、もともと肥前・有田の柿右衛門窯で製作された器に施されたものです。当初はいわゆる『柿右衛門様式』の皿や鉢など、色絵製品にのみ色絵の五弁花が見込み文様として描かれていました。しかし17世紀末頃になると色絵による五弁花は、たとい色絵の器であっても、見込みの五弁花は、染付けによるものに変わっていきます。以来、五弁花は主要な見込み文様として描かれ続けます。その一方で、蕎麦猪口の市場が拡がるに連れて、百花繚乱とも言えるほどの様々な絵柄と見込み模様が現れ、五弁花は19世紀の初め頃には姿を消していきます。
※古伊万里などの商品は手作りによる骨董品のため、カタチのゆがみ、色のむら、ホツ、ソゲ、ニュウなどある場合がございます。
※Some of the items in this gallery shop may have cracks, chips or slight deformation, because Koimari is antique and they are all handmade.