SOLD OUT
* こちらの染付 宝文 蕎麦猪口は、おかげさまで売り切れとなりました。有り難うございました。本体価格:¥14,000-
<古伊万里 染付 宝文 蕎麦猪口>
時 代:江戸中期 明和~寛政年間 1770 -1790年代
状 態: 口縁は輪花形、高台は謂わゆる『ベタ底』、無傷完品の蕎麦猪口です。座りも安定しています。強いて言えば、見込みに極小の釉薬の盛り上がりが一つ見られるくらいです。
サイズ:口径 8.1cm 底径 6.1cm 高さ 6.6cm
江戸中期に焼かれた『宝尽くし』の一つ、『巻物』です。格狭間(こうざま:窓形の仏教装飾)の中に吉祥結びの紐(ひも)と共に巻物が3本ほど描かれています。巻物というと、時代劇や小説に出てくる門外不出の極意書、奥義書、秘伝書、それに絵巻物やお経などが頭に浮かびます。それらは長年の研鑽によって会得した知識や技術の表現物であったり、歴史的に、芸術的に、或いは宗教的に貴重な記録資料となっています。
京都の伏見稲荷は『千本鳥居』で有名な稲荷神社です。数多(あまた)に立ち並んだ鳥居と共に神様のお使いである狐の像も広い境内のそこかしこに多数見られます。それらの狐像の中でも、口に宝珠を咥えた(くわえた)もの、稲穂を咥えたもの、鍵を咥えたもの、それに巻物を咥えた狐像が頻繁に目に付きます。巻物は謂わば『知恵の象徴』と考えられ、篤く(あつく)お祈りして努力すれば、学業、勉学、技術、研究など、こと知恵に関する参拝者の願いは、成就するであろうとされています。
知恵の象徴である巻物は、宝尽くしアイテムの一つとなっています。宝尽くしについては、このギャラリーショップの『184 染付 蛸唐草 宝文 蕎麦猪口』の項でも触れていますので、ご参考になさって下さい。
※ 古伊万里などの商品は手作りによる骨董品のため、カタチのゆがみ、色のむら、ホツ、ソゲ、ニュウなどある場合がございます。
※ Some of the items in this gallery shop may have cracks, chips or slight deformation, because Koimari is antique and they were all handmade.